「そんなむちゃくちゃな……」 真崎君がとまどった表情を見せると、 それまで黙っていた航君が声をあげた。 「ああ、本当にむちゃくちゃだ!」 これには、片岡君も驚いたようだった。 「航平?」 「将吾、まさかそれでこいつを許すっていうじゃないだろうな?」 「航平。 おまえは知らないだろうけど、直人の家は親が離婚して……」 片岡君は真崎君の家の事情を説明しようとした。