「ちょっと、上がって来いよ! おまえに聞きたいことがあんだよ」 片岡君が言うと、真崎君は仕方なさそうにポスターを拾い、昇降口の方へ歩き始めた。 「真崎君に聞きたいことって?」 真崎君の姿が昇降口に消えると、凛子が片岡君に聞いた。 片岡君は、唇の端を持ち上げ、 「まあ、見てろ」 そう言って教室の扉の方へ行き、真崎君が来るのを待った。 私は手に持っていたケータイ画面から1ページ前に戻り、 もう一度『ランキング』をクリックした。 一位が『ヒーロー』に変わっていた。