ケータイを高々と掲げ、誇らしげに私たちの顔を見ている。 と、すかさず、片岡君は窓際に走り、下に向かって叫んだ。 「直人ー!」 慌てて私たちも窓から下を見下ろした。 真崎君は、今度はさっき投げつけたポスターを靴で踏みにじっていた。 片岡君の声に気づいた真崎君は、ビクッと昇降口の方を向いた。 しかし、そこに誰もいないことに気づくと、あたりを見回し始めた。 「おーい、上だよ、上!」 片岡君が叫ぶと、真崎君は初めて顔を上げ、2階の私たちを見つけた。