「俺が生徒会長って、そんなに似合わねーかよ?」 私はブンブンと首を振った。 「あ、ちがうの! 片岡君、すごく人気あるし、いいと思う。 片岡君が生徒会長になったら、もっと学校が楽しくなりそう。 応援するよ!」 「そうか?」 「うんっ!」 私は大きくうなずいた。 そしてその時、思い出した。 そういえばさっきの片岡君――