「さきほど私が寄付金の金額を30万円と言ったとき、驚かれた方がたくさんいたようです。 あの寄付は本当にみなさんの意志で行われているのでしょうか? 例年行っているからという惰性だけで続けている寄付なら不要である、 私はそう考えます」 片岡君が口を閉じると、パチパチと拍手が起きた。 ただ、拍手していない生徒もいた。 考え込んでいる様子の生徒も。 さっき真崎君がボランティア活動強化を熱く語ったばかり。 二人をはかりにかけているのかもしれなかった。