自分の部屋に入ると、普段着に着替え、腕まくりした。 よしっ、やるぞ! 片岡君のノートをかばんから出し、原稿用紙を用意した。 航君なら、パソコンでちゃちゃっと打ってきれいに印刷してくれるんだろうけど、 私にそんなまねはできない。 手書きだ。 字は決してうまい方じゃないけど、 でも、片岡君じきじきに指名されたんだもん。 一生懸命書こう。