あ、またあの時と同じだ。 まえに、友達の真崎君と選挙を戦うのはやりにくいんじゃない?って聞いたとき、 『あいつをやめさせたいんだ』 って言って、片岡君は黙り込んだ。 今、あの時と同じ目をしてる。 私は勇気を奮い起こして聞いてみた。 「片岡君、私、何が手伝えるかな?」 「ん?」 片岡君はゆっくり私の方に視線を戻した。 「あの日、片岡君に選挙を手伝えって言われて引き受けたけど、私、なにもできてないから。 片岡君は、私に何を手伝って欲しい?」