反対のホームを歩く人が目に入った。 真崎君だ。 「あ……」 私の視線に、片岡君も気づいたようだった。 片岡君は、真崎君が歩いていくのと反対へ私を引っぱっていった。 真崎君に見つかるのを恐れてるみたい。 十分に距離をとったところで、片岡君は立ち止まった。 遠く離れた真崎君を見やると、ケータイを取り出していた。 こちらには気づいてないようで、熱心にケータイを操作し始めた。