でも、誰もいなかった。 私はなんだか気味が悪くなって、駅まで走った。 ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…… 駅前の横断歩道で赤信号に引っかかり、私は立ち止まった。 と、その時。 目の前を、荷台が鏡面加工されたトレーラートラックがゆっくり曲がっていった。 するとその車体に、私の少し後ろに立つ男子学生の顔がはっきりと映った。 えっ、まさか、彼が!?