それなのに―― 最寄り駅に着いて、自宅へ向かって歩いているとき、 私はあとをつけられていることに気づいた。 駅ビルの横を通ったとき、 なにげなく見たショーウィンドウの私の後ろ6,7mのところに、うちの高校の男子の制服姿がうつっていた。 うそっ! うちの高校にここから通ってる男子は航君だけなのに…… 航君はさっき教室で別れてバスケ部に行った。 今この時間、ここにいるわけがない。