「真崎君ってさ、ソフトで人当たりいいから一般受けもいいけど、 ひそかに彼の役に立ちたいって思いつめてる目立たない女子も多いんだよね」 「ふうん、それで?」 「真崎君の邪魔になる候補はつぶしたいって思ってる子のしわざかもしれないってこと。 あるいは、真崎君に聞かれて、そういう真崎君の信者みたいな子が歩美のアドレスを彼に教えたのかもしれない」 そんな…… 「そう考えると、真崎本人は限りなく黒に近いが、 やはりグレーだな」 航君はそう言って近くの空いてる席に座った。