そう言われてもなあ…… 入部を頼めるような気心の知れた友達は凛子くらいだし。 私が顔をしかめて考えていると、航君は片岡君と凛子から入部届を受け取って言った。 「まあ、ぼちぼち探すよ」 「うん……」 あーあ、やっぱり私って、役立たずだ。 ごめんね、航君……