ああ、そうだった。 このあいだ、森先生にこのままだとつぶれるって言われたんだっけ。 「名前書くだけでいいんだな? オッケー!」 片岡君は軽くうけあって、さらさらと名前を書き始めた。 すると、航君は凛子にも用紙を差し出した。 「高杉さんも協力してくれないかな? あと二人勧誘しなきゃいけないんだ。 名前貸してくれるだけでいいから」 航君が頼むと、凛子は少し戸惑ったようだったので、私からも頼んだ。