「ああ、セキュリティのためにつけた。

ネット上のサイトって誰でも見られるだろ?
でもこれはうちの高校の選挙用だし、将吾の個人情報も載せてるから、パスワードを知らないやつは入れないようにした。

これなら、高校でこのポスター見たやつしかアクセスできないだろ?」


「そっかあ、さすが航君!」



「よし!
じゃあ、選挙管理委員に見せてくるわ」


片岡君はポスターを持って委員のもとへ走って行った。



そして、放課後、無事、選挙管理委員会の承認印が押され、
片岡君のポスターは掲示板に貼り出された。