でも、あたしも彼氏にそんな風に、呼んでもらいたいーーー(本音)




「玲奈なら爆睡中。んじゃね、あたし帰って寝るわ。」




「おー!おおきに!!・・・あ!俺も一緒に帰るわ。どーせ玲奈しばらく起きへんし。」




「いいよー。」




こーなったら、陽斗にとことん愚痴ってやるぅ!!




・・・━━━




あたし達が来たのは、人気のドーナツ店。




「ねねッ!あの茶髪の人、かっこよくない?!」
「うんうん!めっちゃイケメン~!!」




まただ…


陽斗といると、必ず周りでこんな会話が出る。




陽斗は自覚してないから、余計ムカツク!!




「てか、隣に居るの彼女じゃない??」
「でも、彼女の方顔普通だよね~」




あたし彼女じゃねぇよーーー!!




それに、なんで知らない人に、顔普通だよね~なんて言われなきゃなんだーーー!!!




あたしは、次から次へとドーナツをトレイに入れる。




「ちょ…晴、どんだけ食う気ィやねん(呆)」



あたしの隣では、陽斗があたしの行動に呆れている。



でも、陽斗のせいだからね!!
(八つ当たり)