子供の頃から怒ると目が青くなってしまう。
それで、周りから化け物扱い。
でも、彼奴は違かった。
そいつは、男の俺ですら惚れかける男で、名前は桜庭 大翔。
高校は違かったが、俺が、喧嘩ばかりして荒れていた時に彼奴が、俺の荒れ具合を唯一気にしてくれた。


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「ざけんじゃねぇ!!」


ーバコ


人を殴り痛む姿を何にも変えられない快感と気付いた俺は、売られた喧嘩は全て買った。
まるで自分の存在を汚すように、汚名を着せるかのように。


だが…
こんな常識を彼奴は変えた。
唯一、喧嘩上等の俺が負けた俺…。