「わざとじゃなくても補習は絶対引っ掛かる」

「はい、じゃ、はじめ!」


―ピラ


・・・。


―ガチャ


「桜庭!!!!!」

「お、お嬢様!?」


私は、桜庭の膝で大泣き中…。

なぜか…




───────☆


「テスト返すぞ?補習者一名だけ」


周りはガッツポーズで私の横を通りすがる。


「天王寺!!」


私は、桜庭の元に行くと…


「お前な…」

「…5?」

「何点満点ですか?」

「…10倍…」

「補習だから」

────────☆




「生物なんて嫌いだ!!」


まぁ、こう言う事で見事に補習に引っ掛かった私。

膝で泣いてる私を桜庭は持ち上げて自分の膝に私を乗っけた。


「何で泣く?」

「…補習嫌だ。」