それは、見間違えるワケがない男。


「大翔…」
「…」


卒アルに写っている姿がそこにあった。


「…麗奈…美桜を頼んだ。」
「…待ってよ!!」


私の声に振り替える大翔に飛び付く私。
それを受け止める大翔。


「大丈夫だから…」


そう言って私を引き離した。



もし私が離さなかったら
もし行かせてなければ

大翔は…大翔は狂わなかったのに…。