「アイツは…元ヤンだったんだ。髪も今は黒いけど金髪でさ。髪で隠れてるかもしれねぇけど耳に穴開いてるし、背中には首から腰までの入れ墨。」
「…」


俺は、美桜さんに話すべき事を美桜さんの友達の麗奈ちゃんに話していた。
勿論、麗奈ちゃんの顔は驚きまくってる。


「それでも、今は色んな仕事をしてる。それはさ、美桜さんのお陰なんだよな…」


そう、俺は美桜さんに感謝している。大翔を黒い世界から助けてくれて…



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「大翔?」
「あ?」
「飯…久しぶりに2人で?」
「ん…」


学校帰りにファミレスに寄った俺たち。
整った顔に金髪は似合ってて周りの奴等は皆釘付けだった。