─大翔side─


「覗き禁止だからね!」
「はいはい」


ーガチャン


今日は、美桜が楽しみにしてる花火大会。


「なぁ…」
「あ?」
「あ〜!」
「黙れ」


頭をかきながら叫んだ連翔は、正直いつもよりカッコヨク見える。


「気持ち…伝える」


あぁ〜…はぁ…


ーガチャ


「どうどう!?」


空気を読むという事をしない美桜を部屋に戻した。
ちなみに俺も中に入った。


「連翔、待ってて」
「あぁ…」


ーガチャン


「な、なに!?…似合わない?」
「いや、襲いたいくらい可愛い。」


無表情でいう俺の顔を真っ赤な顔して見つめる美桜。