「泣いてる?」
「泣いてないし。」


私は大翔の顔を見た。
切ない目で私を見つめる大翔に私からキスをした。


「…美桜?」
「私も知りたいの…三人とも仲良いもん…あと、ごめんね…」


びっくりした顔で私を見るとニコッっと笑ってくれた。


「教えてもいいよ…」


私をお嬢様抱っこをして私の部屋を出て自分の部屋に運んだ。


「うん…」
「…ごめんね、美桜があんな事したから、もう限界だよ…壊して良いかな?」


いつもとは違うふざけた感じじゃなくて優しい目で求めてくる大翔を受け止めようとするのは…いけない事ですか?そう、自分自身に問いかける私を待たずにベッドにゆっくり降ろしてくれた。