「京介…青いよ?」
「あぁ…学校サボるぞ。」


京さんの態度は、普通じゃなかった。
俺は眼鏡を外した。
天空時の俺になるために。
気合いを入れ廊下を歩いていたら、俺の目の前に一人の男が現れた。


「おい、勇…」


俺の名前を呼ぶ男は、きっと、美桜さんが最初に正体を気づいたと思う。


「美桜…在田…」
「ひ…」
「お前等に、覚悟あるか?」
「ヒロさん…」
「これで最後だ。終わりにしよ…。」


そう言うと俺に近付いてきた。