その写真には、中学生の時だろうか、学ラン姿の会長。そして肩を並べるのは… ……わたし? いや、そんな訳…わたしはセーラー服を着たことないし。 第一…わたしと会長が出会ったのは、この高校だ。 じゃあ、これは?これは一体… 「…誰。」 わたしはその写真から目が離せなかった。 その人は、自分でも見違えるほど、わたしに似ていた。 寄り添う二人は…ただの友達とは呼べないほど。 きっと……特別な存在。