ルイは 私を見て 周りを見て もう一度私を見て 笑って、こう言った 「ここ、どこですかぁ?ボク、帰れない〜」 「えー…」 仕方がないから ルイを連れて 帰路へと導く。 「ここからなら、帰れるでしょ?」 ルイは 首を振った。 まさか… 「電車ぁ、もうないです」 私の手を取って 「泊めてください〜」 悪魔かと疑うような台詞を言った。