僕が欲しいのはこの世に二つと無い美しい物、者、モノ、もの・・・・・・。

美しい女のものなら何でも美しい。

時間が経ち、美化されている訳では無い。

僕の目が、脳が、指先が、身体が美しいものを素直に受け入れているだけのこと。

手術を行う患者が美しい女なら、真っ赤な血液、皮下脂肪、つやつやとした臓器たち、その周りを囲む白い骨に、それらを覆う肉。

外見が美しければ美しいほど、体内(ナカミ)も美しいのだ。

今度は美しい女の体内を集めてみようか。

僕は禁断をコレクションしなければ興奮、幸福を感じない美感覚になってしまったようだ。

でも僕には守るべき家族ができた。

が、禁断のコレクションから足を洗うつもりは無い。

だが今は栞との幸せを第一に考える。

僕の我慢はいつまで続くのだろうか。

まぁ多分、そう長くはもたないだろう。

封印が解けるのも時間の問題だ。

そんな恐ろしい事を僕は冷静に考える。