人こそ芸術 part1


小山るうは缶を開け、ゴクゴクと喉を鳴らして飲んだ。

「うまっ」

上目で僕を見つめながら、口の周りに付いたビールを舐めとる。

小悪魔の様な仕草だ。

僕はそんな媚びを売る小山るうを無視して、缶の口を開けた。

プシュッと鳴る音が響く。

小山るうは缶ビールを銜えながら、相変わらず僕を上目で見つめる。

何も話す事が無いので、ただただ時間が流れる。

僕はビールを吸い込む様に飲んだ。

「やっぱ素敵だなぁ」

僕は口から缶を離し、手の甲で口を拭った。

「何が?」

僕を見つめ続ける小山るうに問う。

「喉仏が上下に動くところぉ」

トロンとした目で微笑む。

普通の男なら、こんな顔をして見せる小山るうを即抱くだろう。

「そんな顔しても抱きませんよ」

横目で小山るうを見ながら、再び缶ビールを口元に運ぶ。

「目黒先生は堕ちないかぁ」

残念そうに下を向いて笑う。

そして小山るうは大の字になって床に倒れた。

マイクロミニのスカートがせり上がり、紫のショーツが見えた。