‐海side‐


「どうして、お前がい
るんだよ…」


って言われた……そり
ゃそうだよね、みかに
呼び出されたのに私が
屋上にきたんだから…
………


「俺、帰るわ……」


「大介!待って!!」

私は大介をひっぱって
引き留めこっちを振り
向かせた。


チュッ


「お前、何して……」

「私がみかに頼んで大
介を呼び出してもらっ
たの!!…私が大介と
話したかったから!」

「……」


「私、あの時大介に酷
いこと言った…ごめん
。私、またからかわれ
てるんだと思ったの…
……大介が私のこと好
きだなんて絶対ないと
思ってたから、私、勝
手に思い込んで………
…」


「俺は本気だよ…、本
気で海が好きだ………
…」


また、大介に先に言わ
れちゃった…


「私も…私も大介が前
から好きだった…」


ちゃんと、気持ち伝え
られた……