「お~い?」



思わず見惚れてしまっていて、その子が不思議そうにあたしの目の前で手を振る。




「あ!う、うん!すっごい危なかった!」




「……やっぱりすっごく可愛いわね!あなた!」




いきなりほっぺをガシッとつかまれた。




「ふ…ふぇ!?」




驚いて目をパチパチさせながらあたしは
またしても奇声を発してしまった。





「しかも天然っぽいわね!?やぁん妹に欲しい~!」





その言葉と同時に、あたしは抱きしめられた。