悲しかった。




あんなに傍にいたのに、あんなに仲良かったのにって
思うと余計に辛くて悲しくなった。





……あたしは、いつから雅樹くんに嫌われてたのかな……。




そう思い、あたしはふとお気に入りのお守り代わりにもなっている腕時計を見た。




すると、針が指している時間は7時45分。




ヤッバ…8時までには学校着いてなきゃいけないんだっけ……。





「遅刻しちゃう~!!!」





あたしは急いで走りだした。