幼なじみと恋愛中!

だってあたし、不細工だしスタイルだって
絶対凛華ちゃんの方がいいと思う。




「あ~もう~そんな鈍感なところも可愛いわ!!」




あたしはまた凛華ちゃんに抱きしめられた。



もう抱きしめられるのもちょっと慣れてしまった。



…慣れていいのかは分からないけど。




「……人気って言えば、あの中原雅樹もかなりの人気ね」




その名前にあたしの体はビクッと揺れた。



「…ん?どうしたの?詩織」




「な…何でもない……」



とっさにそう誤魔化す。




「…何でもないワケないでしょー?
あからさまに“中原雅樹”に反応したじゃない!」



ぅ…何でそんなに気にするのよぉ……。