…きっと恋してる


「いい恋愛してほしいな…あたし達みたいにっ」


「あぁ…そうだな」



走り去る彼女の後ろ姿を眺めながら、あたし達は呟いた。



「行こう明」


淳平はニカッと笑って、グッと手を引いた。



「うんっ!」



2人で手を繋ぎ、笑いながら走り出す。


「あきらー!」


由香里と完ちゃんが、中庭で手を振っていた。


駆け寄ったあたし達に、由香里が悪戯に微笑む。



「もしかしてっ…愛深めちゃった?」


「…あ…//」


由香里の言葉に頬を赤く染め、淳平を見上げた。


「ぜーんぶ俺のモノだからっ!…ちゅっ」


「……っ…//」


あたしを引き寄せて頬にキスをする。


「おいおい、そういうのは家でやれよなっ」


呆れる完ちゃんと由香里を前に、幸せイッパイのあたし達だった。



**


「スキだよ明っ…ちゅっ」


「バカ…//」



完・由「「…………」」