「どうした?やっぱり調子悪いか?」


あたしはふるふると首を横に振った


淳平は真面目な顔をして話し出した


「わざと…なんだ…昼休みマネージャーと居たの」


「どう言う…事?」


「お前にわざと見せつける様にしたんだ…俺の事気にしてほしかったんだ…ごめん」


「なんで…あやまるのよ…?あたし達別に…付き合ってる訳じゃないのに…」


「由香里に聞いたんだ…明が泣いてたって」


「…由香里」


「俺サイテーなっ…本当ごめん…でも泣いたって事はそういう事だって思っていいのか…?」


「そういう…事って?……あっ!…あの…」


淳平はあたしの涙のあとを撫でるとそっと抱き締めた


汗と柔軟剤の匂いで胸がキュンとした