「そろそろかな?」


淳平が言うと暫くして花火が上がりだした


「わぁーキレイだね♪」


ヒュー…ドン


ヒュー…パン


花火が連続して上がる凄く綺麗…


ふと隣の淳平を見るとじっとあたしを見ていた


「花火見ないの?綺麗だよ凄く!」


ふふっと笑うあたしの手を握る淳平


自然に目を瞑った…そっと重なる唇


花火に照らされて周りに見られたかも?と思うと恥ずかしくなった


「明キレイだよ…ホントは誰にも見せたくない…独り占めしたい位」


キスの合間に淳平が囁いた


そしてあたし達はちょっとだけ大人な甘いキスをした


リンゴ飴の甘い香りと共に…