圭「わからくはないけどさ…いい加減胸を張れよ」




ブチは僕の肩を叩いて、紗綾の墓から立ち去っていった。




でも僕は、ずっと紗綾の墓を見つめていた。




祥「紗綾…君は、幸せだったか?」




僕は、紗綾の墓に問いかけてみる。




声は返ってこないのに…




もう、あの声を聞けないのに…




それでも僕は、君の声を探していた。




祥「さてと…俺も行くか」




その後僕は、ブチの後を追って霊園を後にした。




再び温かくて爽やかな風が…霊園に吹いていた。