「お待たせしました。」
入るなり真理さんが挨拶をした。
あたしは一番後ろにいるから男の人たちが見えない
あたしの前にいる恵子が振り返った。
「ここ合コン用の席みたいよ。」
へぇ~早く入ってよ!早く来てる人達の顔が見たいんだから!
えっ…
男の人が4人、そのうち2人は顔を知っている…
「大雅…」
ぼそりと呟いた。
「茜じゃん!」
もう一人の知り合いは響だった。
どうして大雅と響が!?
「響の知り合い?」
あの頃と髪型や服装は違うけど、声と顔は変わっていない大雅が響に聞いた。
あたしのこと覚えてないの?
.


