素直になれなくて




「小さいね」

「うん」

1年生の教室を覗くと、小さな机や椅子。

「今はもう座れないじゃないかな?」

「俺、無駄にでかくなったからなぁ」

「えー?」

「高学年の教室なら、俺いけるかも。行ってみよ」

誰もいない校舎はとても静かで、私と稀田くんの足音しか聞こえない。



懐かしい匂いを感じながら、校舎の中を探検した。