リレーの入場ゲートに行っても、遼平くんの姿はなかった。


帰ってしまったんだろうか?



「・・・って」

もう、終りにしようって決めたんだ。


遼平くんのことは、大切な思い出にしとこう。

前に進まなきゃ。