素直になれなくて



「盗み聞きしてたわけじゃねぇよ。後から来たのは、お前らだろ?」

゙よいしょ ゙と言いながら、遼平がベッドから降りた。



「まぁ、そうか」

「・・・」

どーしよ・・・

ドクンドクンと脈を打つ音が、耳の奥で響いている。

遼平くん、絶対うざいと思ってるよね?

「で、遼平くんの返事は?」

「!」

き・・・稀田くん!?

「は?」

返事って…何言ってー…

「¨ありがとう¨って聞いて、何て思ったの?」


「稀田くん!!!」


もうやめてー…




「何ってー…」



怖くて、遼平くんの顔が見れないー…