「関係ないでしょっ。あたしが死のうが生きようがあんたには関係ない」

彼女は言った。




「関係なくない」


俺は少しずつ彼女に近づいた。



「来ないでっ」

彼女は叫んだ。



それでも俺は近づいて行った。



「来ないでって言ってるでしょ」



「だったら、キミがこっちにきて」

俺は手を差し出した。



彼女は一瞬顔をしかめた。