左手の薬指に光るダイヤの指輪。





「大…。なにこれ。」




「なにこれ。って言われてもなー…。
婚約指輪………。」




更にびっくりした。




とても大学生が買えるような指輪ではない。




「実はな、羽と付き合った時から少しずつ貯めて買ったんだ。」




大…。





大はあたしを無言でぎゅっと抱きしめた。





あたしは人生で最高な夜を送った。