「ごめん。お待たせ。」 駆け足で来る大。 早くなる鼓動。 緊張してしまう。 「あのね、話がある。」 あたしがそう言うと大は黙ったまま、 あたしの横に座る。 多分あたしの真剣な顔に気がついている。 「何?」 大は下を向いたまま聞く。