それから瑛太は車を取りにいった。 バイクを一緒に持ち上げる。 重たい。けど共同作業。 にやけてしまう。 馬鹿だよ。あたし。 この年になりそんなことで喜ぶなんて。 「なんとかのったな。」 「重すぎー。疲れた。」 と言うとあたしの頭をポンポンと叩いてくれた。 「頑張ったな。」 やばい。嬉しすぎて泣きそう。 まるで小学生の時に戻ったみたいだ。