にこにこしたのもつかの間。 頭によぎった。 もうお別れじゃん。 バイクなんかで来るんじゃなかった。 帰り道どうしよう。 涙で前見えないじゃん。 涙をこらえてるあたしに向かい 「送ろっか?」 と言い、優しくあたしに微笑む瑛太。 今日だけだよね。会うの。 今日だけならいいよね。 「うん。お願いします。」 言ってしまった…。 「バイク俺の車入るかな?」 「入らなかったら置いていくよ。」 「多分、なんとか入るよバイク。 俺の車でかいし。」