そのまま車へと連れられる。 「瑛太???」 本当に瑛太なのかわからない。 「羽…。」 そう言うとあたしの手を握ったまま 下を向く…。 本当に本当に本当に瑛太だ。 そう思うと涙があふれた。 「章太郎さんから話は聞いた。」 えっ…聞いたんだ。 「俺には羽が必要。」 涙で声が詰まる。 「俺達やり直せないかな?」 ずっとずっと欲しかった言葉。 「う…ん…。」