“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

それはところどころさびた銀色の――…たぶん、クッキーか何かの入っていた箱で、それをぱかっと開けた凌は、


「遥、目瞑って」


そう、あたしに命令した。


「えぇ?
なんで?」


そう、唇をとがらすあたしに、


「いいから!!」


凌は強引な口ぶりであたしに言って、渋々目を閉じたあたしに、


「遥、手ェだして」


そう言って、待ちきれない!と言った様子で、あたしの左手を引っ張った。