でも凌は――…
あたしの告白を静かに聞いていたけど、あたしの告白が終わった時点であたしをチラリと一瞥し、
「わかった。
好きにしろ」
ほんの数メートル先で、そう唇を動かした。
眉間にしわを寄せたその顔は、あたしの嘘っぱちなんか気づいてるって顔で、だからと言って、それにのっかって、アメリカに留学しようなんて考えは毛頭ないことを表していて――…
「凌…」
そんなあたしの呼びかけにも、今度は反応すらしないで舞台袖に引き返した。
その背中は冷たくて。
あたしの告白を静かに聞いていたけど、あたしの告白が終わった時点であたしをチラリと一瞥し、
「わかった。
好きにしろ」
ほんの数メートル先で、そう唇を動かした。
眉間にしわを寄せたその顔は、あたしの嘘っぱちなんか気づいてるって顔で、だからと言って、それにのっかって、アメリカに留学しようなんて考えは毛頭ないことを表していて――…
「凌…」
そんなあたしの呼びかけにも、今度は反応すらしないで舞台袖に引き返した。
その背中は冷たくて。

