“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

「あたしねっ?
夢があるのっ…」


あたしは凌の背中に向かって、大声をあげた。


そう、マイクがキーンとなるくらい。


それぐらい、凌には聞いてほしいことだから。


あたしの言葉に、視線だけチラリとあたしに向ける凌。


身体は前を向いたままだけど、それでもいいの。


「あたしね?
ピアノ教室を自宅で開くのが夢なの」


あたしは、前に凌に言った適当な夢をもう一度凌に告げた。