“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

本当なら、ステージの真ん中で両者向き合って――…って、感じみたいなのだけど。


…あたし達の前までの子たちがそうだったから。


でも、機嫌の悪い凌はステージの真ん中になんか出てきてくれなくて、あたしが歩きだしたばっかりだっていうのに、くるりとあたしに背を向けた。


「凌っ!!」


凌がこういうの嫌いなの、知ってるよ?


でも――…


「凌っ、聞いてっ!!」


あたし、うやむやにされたくないから。


凌と二人だと、うやむやにされそうだから。


だから――…