“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】





文化祭の当日。


あたしには決めていたことがある。


それは――…


「…っ!!
遥っ。
な…なんだよ?」


理系校舎で、執事の格好なんかで女の子にもみくちゃにされていた凌の腕を強引にとり、体育館に連れ出すこと。


それは、長谷川くんと昨日打ち合わせしたことでもあり――…


「はい。
飛び入り参加ですね。
大歓迎です。
ステージにどうぞ」


わけもわからず連れてこられた凌を拉致して、ステージの右、男の子ゾーンに押し込むのは、長谷川くんと伊藤くんの役目。


あたしはというと…体育館の壇上、左の舞台そでで、順番がくるのを震えながら待っていた。