“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

「あの…さ…。
ごめん。
本当なら、俺が遥ちゃんに電話することすら許されないと思うけど」


そう前置きして、長谷川くんは言った。


「遥ちゃんがちゃんと笑えていないのが気になって。
凌と一緒にいるのに…
凌の隣にいるのにどうしたの?
遥ちゃん…
何か心配事でもあるの?」


長谷川くんの声は
長谷川くんの言葉は――…


「遥ちゃんには、さ?
凌の隣で幸せそうに笑っててほしいから」


もう2度と聞きたくないと思っていたのに。


「何か心配事でもあるなら。
それがもし凌に関することなら、宏に聞いてあげるよ?」